2010年12月25日土曜日

人間失格

人間失格 (集英社文庫)
太宰 治
集英社
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太宰治の自伝的扱いの小説。
なにをもって人間失格なのかと気になり読んでみました。

胸のうちを隠して道化を演じる主人公・葉蔵。
酒に薬に女に溺れ、ある日喀血を起こす。
病院へ行くとそこは脳病院だった。
そこで葉蔵は悟る。
私は狂人、いや廃人だ。
「人間、失格。」

人をおそれ生きてきた葉蔵にとってはこの結末が
必然であるのかも。と思いました。
この辺りの小説はダークな雰囲気が漂っています。
人間の本性を見出していた時代なのかも。

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